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請求書受領サービス比較10選!タイプ別の選び方も解説

この記事でわかること
  • ・請求書受領サービスとは何か、導入メリットがわかる
  • ・BPO型・OCR型・ポータル型・証憑管理型のタイプ別特徴がわかる
  • ・主要10サービスの料金・機能・対象規模を一覧比較できる
  • ・自社に合ったサービスの選び方がわかる
目次

    請求書受領サービスの導入を検討しているものの、「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」「自社に合うサービスが見つからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

    本記事では、BPO型・OCR型・ポータル型などタイプに分類し、おすすめの請求書受領サービス10選を料金・機能・向いている企業の観点から徹底比較します。

    選び方のポイントも詳細に解説しているので、自社に最適なサービスを見つける参考にしてみてください。

    請求書受領サービスとは

    請求書受領サービスの概要と仕組み

    請求書受領サービスとは、紙・PDF・Webなどさまざまな形式で届く請求書を一元管理し、データ化・承認・会計連携までの経理業務を効率化するクラウドサービスです。

    従来の経理業務では、郵送で届いた紙の請求書を開封・スキャンし、手入力でシステムに登録したうえで担当者に回覧するという作業が発生していました。こうした経理業務の効率化・ミスの軽減を目的に提供されたのが請求書受領サービスになります。

    請求書受領サービスを導入することで、請求書の受領から保管・振り込み業務まで一連の流れをオンライン上で完結することができるため会計・経理業務の効率化が可能です。

    電子帳簿保存法・インボイス制度による導入拡大

    請求書受領サービスの導入が拡大した背景として、直近の法改正があります。2024年1月に電子帳簿保存法の改正が完全施行され、電子取引で受け取った請求書は電子データのまま保存することが義務化されました。請求書受領サービスの多くは、この要件に対応したデータ保存機能を標準搭載しています。これらの法改正への対応を手作業で行うことは担当者の負担増につながるため、請求書受領サービスの導入を検討するきっかけになっているケースが増えています。

    請求書受領サービスを導入するメリット

    受領窓口を一本化できる

    郵送・メール・Webなど取引先によって異なる送付方法をすべて一つのシステムで受け取れるようになります。部門ごとにバラバラだった請求書管理が統一され、受領漏れや重複処理のリスクを防ぐことができます。特に複数拠点を持つ企業では、受領窓口の一本化によって経理担当者は出社しなくても請求書業務をこなせるようになります。

    入力・転記作業を大幅に削減できる

    AI-OCR機能で請求書の内容を自動読み取り、転記作業をほぼゼロにできます。一度登録した取引先の仕訳データはAIが学習するため、次回以降さらに速く処理でき、手入力ミスによる支払いトラブルも防止できます。

    承認フローと連動できる

    部署や金額に応じた承認ルートを事前設定することで、請求書の届き次第自動で担当者に通知が届く仕組みを構築できます。誰がいつ承認したかをシステム上で一元管理でき、回覧作業が不要になります。

    会計ソフトと連携できる

    請求書データをCSV出力やAPIで会計システムに自動連携することで、二重入力の手間がなくなります。freee・マネーフォワード・弥生など主要会計ソフトへの連携に対応しているサービスも多くあります。

    電子帳簿保存法・インボイス制度に対応できる

    JIIMA認証を取得しているサービスであれば、電帳法の要件を満たした形でデータを保管できます。インボイス制度では登録番号照合も自動化しています。監査対応や税務調査の際にも迅速な証憑提出が可能になります。

    支払処理まで効率化できる

    多くのサービスでは承認済みの請求書から全銀フォーマットの振込データを自動作成する機能を搭載しています。銀行への振込データアップロードまで一気通貫で処理でき、支払業務の工数を大幅に削減できます。ただし、この機能に対応しているサービスは限られるため、導入前に対応状況を確認しておくことが重要です。

    請求書受領サービスの分類

    BPO型|紙が多い・受領を丸ごと任せたい企業向け

    BPO型は、紙の請求書の受領・開封・スキャンからデータ化・原本保管まで全工程をサービス提供会社が代行するタイプです。紙の請求書が全体の半数以上を占める企業や、複数拠点を持つ中〜大規模企業に特に向いています。代表的なサービスはBill One・TOKIUMインボイスです。

    AI-OCR型|PDF中心・業務全体を自動化したい企業向け

    自社でスキャンした請求書や受け取ったPDFをアップロードするだけでデータ化を行うシンプルなタイプです。料金は月額数千円〜5万円程度が中心で、フリコム・バクラク請求書受取・invox受取請求書・楽楽請求・請求QUICKなどが代表的なサービスです。

    ポータル型|取引先に直接アップロードしてほしい企業向け

    取引先もシステムに登録し、双方が同一プラットフォーム上で請求書をやり取りするタイプです。OCRによる誤読がなくデータ精度が最も高い一方、導入にあたり取引先への登録依頼が必要です。代表サービスはBtoBプラットフォーム 請求書です。

    証憑管理型|法対応・監査対応を確実にしたい企業向け

    請求書だけでなく領収書・契約書など証憑全般を一元管理し、電帳法・インボイス対応の確実性を重視するタイプです。会計ソフトとのエコシステム連携が強みで、freee受取請求書・マネーフォワード クラウド債務支払が代表的なサービスです。

    請求書受領サービスの選び方のポイント

    受け取る請求書の種類・量

    月間の請求書受取枚数と、紙・PDF・Webの割合を事前に把握しておくことが重要です。紙が7割以上を占める場合はBPO型、PDFが中心の場合はAI-OCR型が適しています。特に従量課金制のサービスでは、月間件数をもとに試算してから導入を判断することをおすすめします。

    拠点数・会社規模

    複数拠点を持つ企業では、BPO型が有効です。一方、経理担当者が1〜2名の中小企業では、シンプルAI-OCR型の方がコストと機能のバランスが取れています。

    承認フロー・稟議との連動が必要か

    金額や部署に応じて承認ルートを変えたい場合や、稟議システムと連携したい場合は、ワークフロー機能が充実したサービスを選ぶ必要があります。導入前にデモや無料トライアルで確認しておくことをおすすめします。

    会計ソフトとの連携レベル

    会計連携の深さはサービスによってCSV手動取り込みのみ/仕訳データ自動生成/取引先マスタ同期/APIリアルタイム連携など段階があります。現在使っている会計ソフトへの対応状況と、どのレベルまで連携できるかを確認することが重要です。

    料金とコストメリットが出る件数

    月額料金だけで判断するのではなく、現在の請求書処理にかかっている人件費と比較することが重要です。初期費用・月額基本料・従量課金の組み合わせを試算し、月間処理件数をもとにコストメリットが出るかを確認してから導入を検討してください。

    UIと導入・運用サポートを確認する

    経理担当者だけでなく、請求書を提出する現場担当者も使いやすいUIかどうかを確認することが重要です。無料トライアルやデモを活用して、実際の操作感を事前に試すことをおすすめします。

    請求書受領サービスおすすめ10選を徹底比較

    サービス名

    タイプ

    料金(目安)

    向いている企業

    Bill One

    BPO型

    月額10万円〜(要問合せ)

    紙が多い中〜大企業

    TOKIUMインボイス

    BPO型

    月額6万円〜(税抜)

    完全丸投げしたい企業

    バクラク請求書受取

    OCR型

    要問合せ(初期費用なし)

    稟議〜支払まで一気通貫したい企業

    invox受取請求書

    OCR型

    初期費用0円 従量課金

    低コストで精度重視の企業

    楽楽請求

    OCR型

    要問合せ

    承認フロー×自動仕訳を両立したい企業

    フリコム

    OCR型

    月額3,000円〜(税込)

    コスト重視の中小企業

    請求QUICK[受取]

    OCR型

    基本料無料 従量課金

    無料から始めたい企業

    BtoBプラットフォーム 請求書

    ポータル型

    要問合せ

    大手取引先と電子化したい企業

    freee受取請求書

    証憑管理型

    要問合せ

    freeeユーザー

    マネーフォワード クラウド債務支払

    証憑管理型

    要問合せ

    外部連携を最大化したい企業

    フリコム|振込まで完結・コストを抑えたい中小企業に

    項目

    内容

    タイプ

    AI-OCR型

    提供会社

    Onebox株式会社

    料金

    月額3,000円〜(税込)

    主な機能

    PDFアップロードによるデータ化 / 承認フロー / 全銀フォーマットでの振込データ出力

    向いている企業

    低コストで請求書受領から振込データ作成まで完結させたい中小企業

    向かない企業

    紙の請求書が多い企業

    フリコムは、Onebox株式会社が提供するAI-OCR型の請求書受領サービスです。月額3,000円(税込)からという10選中最安水準の料金で、データ化から承認フロー・振込データ出力まで一連の処理が完結します。「振込だけ、速く、正確に」というコンセプトのもと、PDFをアップロードするだけで振込先情報を自動抽出し、全銀フォーマットのデータを出力できます。大規模な導入をせずまず低コストで請求書処理を改善したい中小企業に特に向いています。

    Bill One|丸投げしたい企業に・BPO型の代表格

    項目

    内容

    タイプ

    BPO型

    提供会社

    Sansan株式会社

    料金

    要お問い合わせ

    主な機能

    受領代行 / AI-OCR+オペレーターによるデータ化 / 納品・検収データとの自動照合 / 会計ソフト連携 / 電帳法/インボイス対応

    データ化精度

    99.9%(Sansan株式会社規定条件下)

    向いている企業

    紙の請求書が多い企業

    向かない企業

    月間件数が少なくコストを抑えたい中小企業

    Bill Oneは、Sansan株式会社が提供するBPO型の請求書受領サービスです。郵送・メール・アップロードなどあらゆる形式の請求書をBill Oneが代理受領し、AI-OCRとオペレーターの組み合わせで99.9%の精度でデータ化します。取引先への案内をシステムから一括送信できる点が特徴的で、データ化精度の高さを最優先したい企業や、紙の請求書が多く受領業務を丸ごと姒託したい企業に最適なサービスです。

    TOKIUMインボイス|原本保管まで完全代行したい企業に

    項目

    内容

    タイプ

    BPO型

    提供会社

    株式会社TOKIUM

    料金

    要お問い合わせ

    主な機能

    受領代行 / オペレーターによるデータ化 / 承認フロー / 発注書/納品との照合 / 会計連携(36種類以上) / 原本10年保管

    データ化精度

    99%以上(TOKIUM規定条件下)

    向いている企業

    受領から原本保管まで一切任せたい企業 / テレワーク完全化を目指す企業

    向かない企業

    初期費用・月額コストを抑えたい中小企業

    TOKIUMインボイスは、株式会社TOKIUMが提供するBPO型の請求書受領サービスです。紙・PDF・FAX・Webダウンロードなどあらゆる形式の請求書を一括受領代行し、オペレーター2名によるダブルチェックで99%以上の入力精度を実現しています。紙の請求書原本を提携倉庫で10年間保管する機能や、取引先への送付先変更連絡代行オプション(有償)も提供しており、36種類以上の会計システムとの連携実績も豊富です。

    バクラク請求書受取|AIによる自動仕訳を搭載

    項目

    内容

    タイプ

    AI-OCR型

    提供会社

    株式会社LayerX

    料金

    要お問い合わせ

    主な機能

    AI-OCRによる自動データ化 / ワークフロー / 自動仕訳 / 振込データ出力 / 電帳法/インボイス対応

    向いている企業

    稟議から支払まで一気通貫で管理したい企業 / 内部統制を強化したい企業

    バクラク請求書受取は、株式会社LayerXが提供するAI-OCR型の請求書受領サービスです。最大100枚の請求書を数秒で同時データ化できる高精度AIが特徴で、「バクラク申請」と組み合わせることで稟議から請求書処理・振込データ出力まで一気通貫で管理できます。UIのわかりやすさへのこだわりが評判で、経理担当者だけでなく申請する現場担当者にも使いやすい設計が高評価を得ています。

    invox受取請求書|低コストで精度保証を重視する企業に

    項目

    内容

    タイプ

    AI-OCR型

    提供会社

    株式会社invox

    料金

    初期費用0円 / ミニマム:980円〜/月 / ベーシック:9,800円〜/月 / プロ:29,800円〜/月

    主な機能

    AI-OCR+オペレーターによるデータ化 / 即時データ化オプション / 承認フロー・会計連携 / 電帳法/インボイス対応

    データ化精度

    99.9%(invox調べ・2025年10月時点)

    向いている企業

    低コストで精度保証が欲しい企業 / 急ぎ処理も対応したい企業

    向かない企業

    月間件数が多く従量課金のコストが膨らむ企業

    invox受取請求書は、株式会社invoxが提供するAI-OCR型の請求書受領サービスです。請求書受取サービスの導入社数実績No.1(富士キメラ総研・2024年度調べ)を誇り、初期費用0円で当日から利用できる手軽さが特徴です。AI-OCRとオペレーターを組み合わせた99.9%の精度保証に加え、急ぎの場合はAI-OCRのみで即時データ化できるオプションも用意されています。初期費用なし・月契約で解約しやすい点も、はじめて導入する企業にとって安心できるポイントです。

    楽楽請求|承認フロー×自動仕訳を両立したい企業に

    項目

    内容

    タイプ

    AI-OCR型

    提供会社

    株式会社ラクス

    料金

    初期費用:100,000円 / 月額費用:35,000円

    主な機能

    AI-OCRによる自動データ化 / 承認フロー / 自動仕訳 / FBデータ出力 / 電帳法/インボイス対応 / 会計ソフト連携

    向いている企業

    承認フローと仕訳自動化のバランスを重視する企業

    向かない企業

    紙の請求書が多く受領代行が必要な企業

    楽楽請求は、株式会社ラクスが提供するAI-OCR型の請求書受領サービスです。紙・メールPDFを問わせあらゆる形式の請求書を一元管理し、金額や所属部署に応じて分岐する柔軟な承認フローを設定できます。「楽楽精算」「楽楽明細」など経理系サービスを複数展開しており、同社の他サービスと組み合わせて使うことで経理業務全体を効率化できます。

    請求QUICK[受取]|無料から始めたい企業に

    項目

    内容

    タイプ

    AI-OCR型

    提供会社

    SBIビジネス・ソリューションズ株式会社

    料金

    基本料金無料 / AI-OCR読取月50枚まで無料、超過分は従量課金

    主な機能

    AI-OCRによる自動転記 / 承認フロー / FBデータ出力 / インボイス登録番号自動照合 / 電帳法対応

    向いている企業

    無料から試したい企業 / 月間件数が少ない中小企業

    向かない企業

    月間件数が多く従量課金が膨らむ企業

    請求QUICK[受取]は、SBIビジネス・ソリューションズ株式会社が提供するAI-OCR型の請求書受領サービスです。基本料金無料・月50枚までAI-OCR読取無料という料金体系が特徴で、コストをかけずにサービスを試したい企業に向いています。受領から承認・支払・仕訳・電子保存までの一連業務を自動化し、最大3か月間の無料トライアルも提供されており、まず小規模から請求書受領サービスを導入してみたい企業に特におすすめです。

    BtoBプラットフォーム 請求書|大手取引先と電子化したい企業に

    項目

    内容

    タイプ

    ポータル型

    提供会社

    株式会社インフォマート

    料金

    要問合せ(取引先側は無料)

    主な機能

    ポータルによる請求書発行・受取の双方対応 / AI-OCRによる紙/PDF対応 / 会計ソフト連携 / Peppol対応

    向いている企業

    大手取引先との電子化を進めたい企業 / 国内最大ネットワークを活用したい企業

    向かない企業

    取引先への登録依頼が難しい中小企業

    BtoBプラットフォーム 請求書は、株式会社インフォマートが提供するポータル型の請求書受領サービスです。80万社以上の導入実績を誇り、プライム上場企業の97%が利用していることから、取引先がすでに登録済みの可能性が高いサービスです。発行側・受取側の双方が同一プラットフォームでやり取りできるためOCRの誤読リスクがなく、デジタルインボイスの国際標準規格Peppolにも対応しています。

    freee受取請求書|freeeユーザーに最適な証憑管理型

    項目

    内容

    タイプ

    証憑管理型

    提供会社

    freee株式会社

    料金

    キャビネット:4,980円〜/月 / インボイス:19,980円〜/月

    主な機能

    AI-OCRによる自動データ化 / 承認フロー / 稟議金額消化率可視化 / 会計ソフト自動連携 / 電帳法対応

    向いている企業

    freee会計を使用中の企業 / 証憑管理と経理業務を一本化したい企業

    向かない企業

    freee以外の会計ソフトを使用中で乗り換え予定がない企業

    freee受取請求書は、freee株式会社が提供する証憑管理型の請求書受領サービスです。旧sweeepのサービスを統合したもので、請求書の受領から申請・承認・会計連携・債務管理・自動消込まで一連の業務をfreeeエコシステム上で完結できます。すでにfreee会計を使っている企業にとってはシステムの統一という大きなメリットがあります。

    マネーフォワード クラウド債務支払|外部連携を最大化したい企業に

    項目

    内容

    タイプ

    証憑管理型

    提供会社

    株式会社マネーフォワード

    料金

    要問合せ(無料トライアルあり)

    主な機能

    AI-OCRによる自動データ化 / 承認フロー / 会計ソフト連携(50以上) / BPOオプション / 電帳法/インボイス対応 / API/RPA/iPaaS連携

    向いている企業

    マネーフォワードユーザー / 50以上の外部システムと連携したい企業

    向かない企業

    シンプルなシステムを求める中小企業

    マネーフォワード クラウド債務支払は、株式会社マネーフォワードが提供する証憑管理型の請求書受領サービスです。50を超える会計システムとの連携のほか、API・RPA・iPaaSとの連携にも対応しており、拡張性の高さが最大の特徴です。BPOオプションを追加することで紙の請求書の受領・開封・保管も姒託でき、マネーフォワード クラウド会計をすでに使っている企業には特に親和性が高いサービスです。

    タイプ別・目的別おすすめサービス早見表

    紙の請求書が多い企業向け

    月間の請求書の半数以上が郵送で届く場合や、複数拠点から紙の請求書が集まる場合は、BPO型が最も適しています。おすすめはBill One・TOKIUMインボイスです。料金は高めですが、人件費との比較でコストメリットが出るケースが多くあります。

    コストを抑えたい中小企業向け

    経理担当者が少なく、なるべく低コストで請求書処理を改善したい中小企業には、AI-OCR型のシンプルなサービスが向いています。月額3,000円(税込)からのフリコムや、基本料無料の請求QUICK[受取]が選択肢になります。

    大手取引先からポータル登録を求められた場合

    BtoBプラットフォーム 請求書はプライム上場企業の97%が利用しているため、大手取引先からシステム登録を依頼されることがあります。取引先側は無料で利用でき、自社が大手企業として取引先に登録を依頼する立場の場合も導入時の交渉コストを抑えられます。

    会計ソフト連携を最大化したい企業向け

    freeeユーザーにはfreee受取請求書、マネーフォワードユーザーにはマネーフォワード クラウド債務支払が最もスムーズに連携できます。同一エコシステム内でのデータ連携は設定が簡単で、連携のレベルも最大限に活用できます。

    振込データ作成まで一括でやりたい企業向け

    データ化から承認・振込データ出力まで一気通貫で完結したい場合は、全銀フォーマット出力対応のサービスを選ぶ必要があります。フリコム・バクラク・TOKIUMインボイスなどが対応しています。特にフリコムは月額3,000円(税込)というコストで振込データ出力まで対応しており、振込作業の効率化を低コストで実現したい中小企業に最適な選択肢です。

    請求書受領サービス導入時の注意点

    取引先への事前説明・交渉コストを見込む

    ポータル型を導入する場合は取引先への登録依頼が必須となりますが、BPO型・AI-OCR型でも請求書の送付先変更を取引先に依頼するケースがあります。取引先の数が多い場合は、この調整作業に相当の時間がかかることを見込んでおく必要があります。TOKIUMインボイスでは送付先変更の連絡代行オプションを提供しており、Bill Oneもシステムから一括で取引先に案内を送れます。

    会計・ERPとの連携レベルを事前確認する

    使用中の会計ソフトに対応しているかどうかだけでなく、連携の深さを必ず確認してください。CSV出力のみ対応のサービスでは、会計ソフトへの取り込みは手動作業が残ります。特に大企業でERP(SAP・Oracleなど)を使っている場合は、連携可否をベンダーに直接確認してから導入を決定することが重要です。

    件数が少ないとコストメリットが出ない場合がある

    月間の請求書処理件数が少ない場合、サービス費用が手作業のコストを上回ってしまうケースがあります。導入前に現在の処理にかかっている人件費を時給換算し、サービス費用と比較することが重要です。まず無料プランや無料トライアルから試して、業務改善効果を確認してから本格導入を決定するアプローチがおすすめです。

    まとめ

    本記事では、請求書受領サービスをBPO型・OCR型・ポータル型・証憑管理型のタイプに分類し、おすすめの10サービスを比較しました。

    サービス選びの出発点は自社の課題タイプを整理することです。紙が多い場合はBPO型(Bill One・TOKIUMインボイス)、PDF中心で業務全体を自動化したい場合はOCR型(バクラク・invox・楽楽請求・フリコム・請求QUICK[受取])、大手取引先との電子化を進めたい場合はポータル型(BtoBプラットフォーム 請求書)が基本の選び方です。

    まずは気になるサービスの無料トライアルや資料請求から始めて、自社の業務フローに合った最適なサービスを見つけてください。

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